(授業時間:1時間)

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目標


A. 学習のねらい:
1.   放射線の生物学的作用に対する生徒たちの興味をかきたてること
2.   放射線の有効性と有害性に対する生徒たちの教養を深める支援をすること
3.   放射性物質の規制における米国原子力規制委員会(NRC:The U.S. Nuclear Regulatory Commission)の役割について若い世代に知らせること

B. 学習の到達目標:
1.   科学、産業及び医学の分野における放射線利用の議論
2.   一般人が被ばくする異なった種類の人工放射線源の識別

※ このレッスンプランは、米国原子力規制委員会のTeachers' Lesson Plansに基づき原文に沿って翻訳したものです。
※ このレッスンプランで紹介している内容は放射線の旧単位で説明しています。放射線の新旧単位表を参照してください。

調査ならびに背景


1. 生徒の知識レベル(用語等の紹介について):
 おそらく医学における同位元素等の使用がかなり広く普及しているためか、生徒たちは放射性物質の利用に関して様々な見解を持つでしょう。

2. 参考となる資料:
a.   自然放射線源と人工放射線源「原子炉の概念」ワークショップマニュアル、米国原子力規制委員会
b.   放射性物質の医学的利用の背景説明
c.   The Harnessed Atom(ダウンロード可能:ダウンロード http://www.osti.gov/special.html)。89-97ページから放射線の利用に関する一般情報が得られます。
d.   Energy from the Atom(アメリカ原子力学会から入手可能:ダウンロード http://www.ans.org/store/vi-750044)。2-31ページから2-33ページが核医学に対する洞察を提供しています。

3. 実験について:
 この章では、実験や実演は予定されていません。

4. 一般的事項:
 地球、そして地球上のあらゆるものは常に宇宙からの放射線攻めに遭っていますが、人工放射線による被ばくでは、2つのグループがあります。ひとつは公衆で、もうひとつは放射線業務従事者です。公衆が被ばくする最も重要な人工放射線源は、医療によるものです。一方、放射線業務従事者は、従事する業務や取り扱う線源に応じて被ばくします。

学級討論のための質問


1.   病気の発見に、放射性同位元素をどのように用いることができるでしょう?
2.   建築物の構造欠陥をみつけるのに、放射線をどのように用いることができるでしょう?
3.   自分の骨や歯のエックス線撮影をしたことがありますか? 医師や歯科医があなたの治療を行なうにあたって、エックス線撮影はどう役立ちましたか?
4.   人が医療用X線撮影時に被ばくする余分な放射線(年間約40ミリレム)は、撮影によって得られる恩恵を考えた時、その価値はあると思いますか?
5.   昆虫等の害虫の繁殖を抑えるために、殺虫剤の代わりに放射線を使うことの利点はありますか?


参考図書


     「原子力と放射線」、ワークショップマニュアル、米国原子力規制委員会、広報課
     The Harnessed Atomの教師版、米国エネルギー省

授業プラン


挨拶・・・・

 科学者たちが初めて放射線について知ったのは、1890年代になってからでしたが、彼等は、この自然の力のいろいろな用途を開発してきました。今日、人類への恩恵のために、放射線は発電のみならず、科学、医学、産業にも使用されています。放射線は、農業、医学、宇宙探査、建築/工学、産業/製造、政府、地質学(鉱業を含む)、生態学、そして教育といった分野で有効に応用されています。

 放射線は、医師が病気を診断する際に使用したり、考古学者が古代器物の時代を割り出すのに役立ったりしています。核分裂(原子の分裂)によってつくりだされる電力は、放射線の最も偉大な利用のひとつです。私たちに灯りを与え、身だしなみや料理に役立っています。また家庭や事業を営むためには、信頼できる電力源が必要です。では、放射線が実際どのように利用されてきたのか、具体例をいくつか挙げてみましょう。

・   病気の診断と治療
・   化学薬品や冷蔵設備を用いない殺菌と食物の保存
・   肥料や土壌改良剤用の汚泥(スラッジ)処理
・   地下の天然資源の位置確認及び噴油井と無産出油井の識別
・   煙探知器、こびりつかないフライパン、アイスクリームの製造
・   より強い作物の栽培
・   人工衛星の動力供給と有人宇宙研究施設への将来における電力供給
・   機器、技術、装置の設計;大気汚染測定
・   芸術作品の作成時代の証明とその真偽の判定支援

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